住宅地や市街地での雑草の放置には、良いことはなくデメリットだけです。見た目は悪く不衛生で、病害虫の発生源となります。
この記事では、雑草放置で起こるデメリット、自分で草刈りをするときの方法、草刈り以外の雑草対策について説明しています。
草刈りや雑草対策について検討している方は、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

雑草放置で起こるデメリットとは

雑草の放置で引き起こされるデメリットを5つ紹介します。

美観を損ね不衛生な印象

雑草の放置は、不衛生な印象を与え美観を損ねます。雑草を放置している住宅の資産価値を下げるだけでなく、周辺地域のイメージも良くないものにするでしょう。
雑草がはびこるスピードは速く、気を抜いていると、あっという間に雑草天国になってしまいます。

雑草対策にはさまざまな種類がありますから、予算や立地条件に合わせて、早めに対処することが美観を保っていくことに直結します。

病害虫発生の原因となる

雑草の放置は、病害虫発生の原因となりやすく、周りの大切な庭木や草花などに悪い影響を与えます。病害虫は、自分の家の植物だけでなく、ご近所の庭の植物にうつることも考えられます。

雑草の放置で発生しやすいのが、葉を食い散らかす害虫、
ケムシ、ナメクジ、コガネムシ、アオムシ、ダンゴムシ などです。

次に発生しやすいのは、雑草の葉や茎から養分を吸い取る吸汁害虫で、
アブラムシやカメムシなどになります。

業者は作業に必要な資格を持っている

伐採を施工する作業者は、以下のよう講習や特別教育を修了して資格を持っています。

・高所作業車運転技能講習
・チェンソーによる伐木等特別教育
・ロープ高所作業特別教育
・フルハーネス型安全帯使用作業特別教育


上記に資格のうち、伐採作業で特に重要なのは「チェンソーによる伐木等特別教育」です。
その他は高所作業車を使用する際の資格です。
業者は、作業者にこのような資格を取得させることで、伐採作業の安全性を高めています。

建物の劣化を早める

雑草を何年も放置すると、草丈が高くなって建物の劣化を早めることになります。
繁茂した雑草は、建物への風通しや日当たりを悪くします。また、雑草と建物の壁との接触を長期間に渡って放置すれば、外壁材の塗装の劣化を早めるでしょう。

雑草がもつ水分は、湿気となって建物内に侵入し腐食や錆びのリスクを高めます。特に、コケ類や藻類などの植物は、外壁材の表面を侵食してひび割れや剥がれを引き起こしやすいです。

犯罪のリスクを高める

草丈が伸びきった雑草の放置は、犯罪のリスクを高めます。雑草が繁茂しすぎると見通しが悪くなり、犯罪者が隠れやすくなるからです。
空き巣や強盗は、人目につかない場所を好んで犯行におよびます。防犯の基本は、ここは防犯意識が高い住宅だと印象付けて犯罪者を近づかせないことです。

また、雑草が生い茂ると、不法投棄をされやすくなります。敷地のゴミの処分は、結果的に土地の所有者になってしまうので、無駄な費用がかかることになります。

近隣住民とのトラブル

雑草の放置は、その住宅だけでなく周辺地域の美観を損ねて、病害虫の発生や犯罪のリスクも高めるので、これらが原因となって近隣住民とのトラブルに繋がることも多いです。

特に、注意しなければならないのは、空き家になっているケースです。近隣住民からの苦情で、自治体から対処の勧告を受けることがあります。
近隣住民から、雑草の放置に対するクレームがあった場合は、早めに対応することがトラブルを大きくさせないコツです。

自分で草刈りをするときの方法

ここでは、自分で草刈するときの方法とコツ、刈草の処分方法や業者に依頼したときのメリットについて説明しています。

草刈りをするときの服装

草刈りをするときの服装としては、紫外線や虫から身を守るため、長袖に長ズボンが適しています。
できれば帽子、長靴、タオルなども用意してほしいです。
虫除けスプレー、軍手やゴム手袋などの他、アレルギー対策としてマスクやゴーグルが必要な方もいらっしゃるでしょう。また、熱中症にならないように、水分や適度な塩分の補給も欠かせません。

草刈りの時期やタイミング

草刈りの適期は、地域の気候によって違いますが、年3回、以下のような時期に行うことが多いです。

・1回目|6月~7月(最盛期の前、成長を抑制する)
・2回目|9月~10月(生育晩期に成長抑制と発芽の除去)
・3回目|11月~12月(枯草処理と翌春の生育の抑制)


草刈りに適した時間帯というのは特にありませんが、夏は熱中症を避けるため、気温や湿度の高い日中の作業はしないようにしましょう。

草刈りの実際のやり方

草刈り鎌と草刈り機の使い方のコツを紹介します。

鎌は振るのではなく引いて刈るのがコツです。
鎌は右手に、刃先が自分から見て左側に向くように持ち、左手で雑草を押さえて草の根元に刃を入れて自分側に引いて切ります。(左利きの方は逆方向で)

草刈り機の刃にはチップソーとナイロンカッターの2種類あって、太くて硬い草にはチップソー、柔らかい草にはナイロンカッターを使います。
刃の回転に沿って、必ず右から左に刈ります。刈り残しがある場合も往復せず、必ず本体を右に戻してから刈ってください。
右足から踏み出して、すり足でゆっくり進み、草を刈るときは刃の左上3分の1を当て刈ります。刃は地面から少し浮かせて、刃を少し左に傾けて刈るのがコツです。

刈草の処分方法

刈草の処分方法を説明します。量がそれほど多くない場合は、刈草を乾燥させた後、所定のゴミ袋に詰めて「燃えるゴミ」として処分してください。
量が多い場合は、地域のゴミ回収業者に依頼するのがおすすめです。不適切な場所に投棄したり、燃やしたりするのは絶対にやめましょう。

草刈りを業者に依頼するメリット

同じ姿勢で長時間の作業となることも多いのが草刈作業です。膝や腰に負担がかかり、真夏は熱中症のリスクもあります。
草刈りに少しでも不安に感じたら、業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば、作業は手早く仕上がりもきれいです。
除草剤の散布など、草刈り以外の雑草対策の相談にものってくれるでしょう。

草刈り以外の雑草対策

草刈り以外の雑草対策について概要を説明します。

除草剤散布

草刈りや草取りをする時間もなく、手間も面倒だという方には、除草剤の散布をおすすめします。
ただし、除草剤の散布では、天候や散布したい雑草の周りへの配慮が必要です。
風が強いと思いがけない方向へ薬剤が飛んでいったり、散布後すぐに雨が降ると薬剤が流れて効果が無くなったりするので、天気予報のチェックは必須になります。

ペットや大切な草花、お隣りの洗濯物などにかからないよう注意しながら散布しなければなりません。特に、一定以上の広さの範囲に散布する時は、事前にご近所に声掛けしておくようにしましょう。

砂利・砕石を敷く

雑草の成長を抑制するには、砂利や砕石を敷くのも効果があります。砂利や砕石によって土壌表面に射す日光が遮られて光合成をできにくくするからです。
雑草の種子が飛んできて砂利や砕石のすき間から生えてきたとしても、地面に根が活着しづらいので抜き取りやすくなります。

また、砂利や砕石を敷くと水はけが良くなり、ぬかるみや水溜りができにくくなるので、泥はね防止にもなり一石二鳥です。

防草シートを敷く

防草シートも地面に射す日光を遮ることができるので、雑草の光合成を抑制して成長を抑えることができます。そして、ただ砂利や砕石を敷くよりも、遮光性は格段に高くなります。
防草シートは簡単に切り貼りできるので、対策したい場所にピンポイントで貼ることも可能です。

また、敷く前は、必ず草刈りや除草剤散布などで除草しておきましょう。
防草シートを貼った上に、化粧砂利やカラー砕石、人工芝を敷くことで、見栄えを向上させてスペースの有効活用の範囲を広げることができます。

インターや平板にする

雑草が繁茂して困る場所に、インターロッキングや平板を敷いて雑草対策するのも効果的です。
デザイン性や透水性の高い材料や施工方法を採用すれば、雑草対策と同時に見栄えの良い空間をつくることができます。

表面が滑りにくく加工した製品も多く、色や形状も豊富です。水はけも良いので、雨の日でも足元を気にせずに歩くことができます。
遮熱性や保水性に特化した材料を選べば、コンクリートやアスファルトに比べると真夏も表面温度が高くなりません。

グランドカバーを植える

雑草対策をしたい場所に、地面を這うように伸びて成長するグランドカバー(地被植物)を植えるとおしゃれな雑草対策になります。この時も、事前に雑草を根から除草しておくのがポイントです。
グランドカバーは種類が豊富で手間のかからないものが多く、清楚な花を咲かせるものもあるのでおすすめです。
また、植える株数は、雑草が生えてくるすき間を作らないような数量にしましょう。費用を惜しんで株数を減らすと、飛んできた雑草の種がすき間の土に活着して芽を出し、雑草抑制の効果がなくなります。

庭のお手入れなら、スマイルガーデンへ

雑草の放置で引き起こされる問題は多岐にわたります。たかが雑草なのですが、放置するとデメリットだらけです。特に実家が空き家になっている方は要注意です。遠方でなかなか実家の様子を見ることができないという方は、一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか
smileガーデンで雑草対策をされた過去の施工例をご参考にご検討ください。

例)①

BEFORE

AFTER

雑草が絡まりあって壁にまで達しています。雑草を刈取る前は見にくいのですが、奥のご近所のフェンスまで茂っていますね。お隣とのトラブルが発生しかねません。すべて刈取られ砂利を敷きすっかりきれいになりました。

例)②

BEFORE

AFTER

雑草が伸びて一階部分がほとんど見えない状態です。外壁にまで覆いかぶさっているので、放置すれば外壁までひび割れなどの被害が及んでしまいます。雑草を刈取ると日当たりもガラッと変わりますね。


雑草対策は様々な手法があります。一番適している方法をプロに聞いてみませんか?
自分でやるより効果的で、長く雑草を抑え込むことができます。
まずは一度smileガーデンにお問い合わせください!