「芝のある庭に憧れるけれど、芝刈りや水やりが大変そう」と躊躇している方も多いでしょう。そんな方は、人工芝の導入を検討してみませんか?
今記事では、天然芝の代わりに人工芝を選ぶメリットやデメリット、業者に敷いてもらう時にかかる費用などを詳しく解説します。
人工芝って自分で張れる? DIYのメリットとデメリット
芝刈りや水やりなどのお手入れは不要で、季節に関係なく常に緑色のきれいな芝生が手に入る人工芝。最近では本物に近い見た目の人工芝も増えてきており、一般家庭でも人気急上昇中です。人工芝の施工は業者に依頼するケースが多いですが、自分で張れるものなのか気になる方も多いでしょう。
人工芝を張る作業自体はDIYでも可能
結論から言うと、人工芝を張る作業自体には特別な道具や重機も必要がないため、自分で行うことは十分可能です。ここでは、人工芝をDIYで張るメリット・デメリット、業者に依頼するメリット・デメリットをまとめてみました。DIYに挑戦するか業者に依頼するかの判断材料として、参考にしてみてください。
DIYするメリットとデメリット
DIYするメリット】
・費用が安くあがる
・業者が請け負ってくれないような狭いエリアを人工芝にできる
DIYするデメリット
・既にある植栽や石などを取り除くのが重労働
・水はけや土壌を改良するのは初心者には難しい
・広範囲の施工は材料の運搬も作業も大変
業者に依頼するメリットとデメリット
業者に依頼するメリット
・品質の高い人工芝を選んでもらえる
・しっかり整地してから敷くためきれいな仕上がりが望める
・水勾配を付けたり土壌を改良したりして、水が溜まらないようにしてもらえる
・施工後に問題が起きても補償期間中に対応してもらえる
業者に依頼するデメリット
・材料費に加えて施工費用がかかる
・小さなエリアでは断られるケースもある
きれいな仕上がりを求めるなら専門業者へ依頼するのがおすすめ
DIYすれば費用はぐっと抑えられますが、プロに依頼した方が仕上がりはきれいでしょう。人工芝の仕上がりの良し悪しは下地作りにかかっていると言えますが、プロに依頼すれば勾配や土壌改良も含めて丁寧に行ってくれるので安心です。また、プロが選ぶ人工芝は価格は高くても高品質で耐久性にも優れています。仕上がりの美しさや耐久性を考えると、専門業者へ依頼するのがおすすめです。
人工芝を業者に依頼するとどのぐらいの費用がかかる?
人工芝の施工を専門業者に依頼するとなると、気になるのが費用でしょう。ここでは、人工芝の施工にかかる費用について、内訳や相場を説明します。
人工芝工事の費用は材料費と施工費用
人工芝の施工にかかる費用は、基本的に人工芝の値段、材料の値段、人件費となります。
人工芝の値段相場
人工芝は国内外のさまざまなメーカーから販売されており、耐久性や素材によって値段にかなりの差があります。一般的に家庭用に使用されている人工芝の価格は、1㎡あたり2,000円~4,500円です。
安価な芝は継ぎ目や凸凹が目立ちやすく、美しい仕上がりが期待できません。さらに、通常の人工芝の耐用年数は7~8年とされていますが、安価な芝は劣化が早く、3~5年で交換が必要になることもあります。また、手触りが悪い、水はけが悪い、経年劣化で色褪せしやすい、直射日光で熱くなりやすいなどの傾向があります。人工芝を選ぶ時は価格の安さだけで選ばず、見た目の美しさ、手触り、耐久性などを総合的に考慮して選びましょう。
材料の費用相場
人工芝以外で必要になる材料としては、防草シート、固定ピン、テープなどです。防草シートの相場は、1㎡あたり250円~600円程度。人工芝を固定する時に必要なピンやテープなどは施工面積にもよりますが、約10,000円程かかると見積もっておきましょう。
施工にかかる人件費の相場
人工芝の施工を依頼する時にかかる人件費は、1㎡あたり3,500円~7,000円です。地域の相場、施工面積、施工方法によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取り比べてみるのが良いでしょう。
追加料金がかかるケース
以下のケースでは通常の施工費用に加えて追加料金が発生することがあります。
・庭木や天然芝を撤去する必要がある場合
・土壌に石が多く混じっていて整地が大変な場合
・土地に凹凸があり地ならしが大変な場合
・土地が傾斜していて盛り土や切り崩しをす必要がある場合
・庭石や花壇などがあり端の処理に時間がかかる場合
まとめ
人工芝は天然芝よりも初期費用がかかりますが、水やりや芝刈りのわずらわしさがなく一年中美しい緑の芝を楽しめるのが魅力。また、天然芝の育ちにくい場所にも施工でき、お庭の雑草対策にもなります。お手入れは最小限で庭の景観を向上させたいという方は、ぜひ人工芝の導入を検討してみてください。