防草シートは、草刈りや草取りの手間を大幅に削減してくれます。化粧砂利やカラー砕石と組み合わせれば、雑草が悩みの種だった空きスペースがおしゃれな空間に生まれ変わります。
最近では、防草シートをホームセンターやネットショッピングで購入して、DIYで設置する方が増えています。
この記事では、防草シートのDIYで砂利・砕石仕上げがおすすめである理由、防草シートの敷き方のコツ、防草シートの選び方について説明しています。
また、おすすめの防草シートも紹介していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
防草シートをDIYするなら砂利仕上げがおすすめ
防草シートと砂利・砕石仕上げの組み合わせは、価格のお手頃感と設置のしやすさで、DIYでできる雑草対策の定番になりつつあります。
ここでは、そもそも防草シートとはどういうアイテムなのか、防草シート+砂利・砕石のメリットとデメリット、敷くときの手順などについて説明します。
防草シートとは
防草シートは光を遮断して、光合成をさせないことで雑草を枯らすアイテムです。
雑草対策を検討する時、電動草刈り機の使用や除草剤の散布が浮かんでくるのではないでしょうか。しかし、草刈り機は安全性や事故防止に留意が必要ですし、除草剤散布はご近所の植物やペットへの影響に注意しなければなりません。
防草シートは、事故やご近所迷惑を考えなくてすみます。
防草シートは大きく、織物と不織布に分けることができます。葉先の丸い雑草は織物、葉先のとがった雑草は不織布を使うことが多いです。
材質は一般的に、ポリエステルやポリエチレン、ポリプロピレンです。
ポリエステルは、価格は高めですが熱や紫外線劣化に強く長持ちします。ポリエチレンとポリプロピレンは価格が安い分、耐用年数は短くなります。
防草シート+砂利のメリットとデメリット
防草シート+砂利・砕石のメリット・デメリットについて紹介します。
まず、メリットについて以下にまとめました。
・防草シートのみ、砂利・砕石のみだと、すき間から日光が入ってきやすい
・防草シートがあることで、砂利の沈み込みを防ぐことができる
・防草シートだけだと、修景(景観)が損なわれてしまう
次にデメリットです。
・費用と手間が増える
・防草シートを処分する際、砂利・砕石があると手間がかかる
防草シートは自然に還ることはないので、耐用年数(8年とか10年)が経過したら
処分しなければなりません。
防草シートと砂利を敷くときの手順
防草シートと砂利・砕石を敷くときの手順の概要は以下の通りです。
① 雑草対策したい箇所の除草をする(草取りで根まで除く)
② 地面の仕上り高さを決める(不陸を整正し水勾配を設ける)
③ 高さが決まったら転圧する(タンパをレンタルする)
④ 防草シートを敷設する(端部・合わせ部分は折り重ねる)
⑤ 防草シートの上に砂利・砕石を敷く(化粧砂利やカラー砕石を使うとおしゃれ)
雑草対策する面積(㎡数)にもよりますが、砂利や砕石は重量があるので運搬は大変です。
無理かなと思ったら業者に依頼することをおすすめします。
防草シートの曝露施工とは
防草シートの曝露施工とは、砂利や砕石、人工芝などの仕上げ材を使用せずに、防草シートを露出させたまま施工することをいいます。
見た目を気にしなくていい場所で、実用性のみを重視し、仕上げ材の費用を節約したい場合に行われることが多いです。施工事例としては、空地・売地や住宅の犬走り、畑や田んぼのあぜ道などが挙げられます。
ただ露出したままの防草シートは、紫外線の影響を受けやすく劣化が早いです。価格は高めになりますが、曝露施工用の強度の高い防草シートでの施工をおすすめします。
防草シートをDIYで敷くときのコツ
防草シートをDIYで敷くときのコツを3つ紹介します。この3つを覚えておくと、大きな失敗はなくなるはずですから、ぜひ参考にしてください。
除草は必ず根から行う
防草シートを敷く前、雑草対策の対象となる場所の雑草は、根からしっかり取り除いてください。
雑草は根が残っていると、わずかな光も逃さず光合成をはじめて繁茂してきます。
できる限り雑草の生えてくる理由をつぶすために、除草はしっかり行うことを心がけてください。
手作業だけでは無理というときは、除草剤を濃い目に希釈してジョウロなどで撒くと作業が楽になります。
防草シートの効果的な敷き方
防草シートを敷くときは、一気に広げてしまうのではなく、端から少しずつ留め具で固定しながら貼り進めていきましょう。
広げ過ぎると風にあおられたり、不用意に折り曲げたりしてしまうことが多くなります。
縁石や建造物にあたる端部は、少しだけ折り重ねるようにします。シート同士のつなぎ目部分は重ね部分をつくるようにしましょう。
できる限り、光が入ってくるすき間を作らないことが重要です。
土留めや水勾配を考える
防草シートの敷設や仕上げ材ばかりに気をとられて、忘れてしまいがちなのが土留めや水勾配です。
雑草対策する場所の近くに、わずかでも土盛りをした部分があるときは、レンガや縁石で土留めをしてください。
そうしないと、雨や風などで仕上げ部分に土が流れ込んでしまい、そこから雑草が生えてきます。
また地面の仕上がり高さを決めるときは、必ず水勾配を考慮してください。水勾配とは、降雨などの水を流す目的でつくる、水平よりわずかに傾斜させた勾配のことです。
ここがうまくいかないと、水たまりができたり、排水溝が溢れたりします。
防草シートの選び方
防草シートには、さまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、防草シートの選び方のポイントを3つ紹介します。
防草シートのメーカーや種類が決まったら、メーカーのラインナップから、自分が施工しやすい規格を選んで注文しましょう。
耐用年数を確認する
防草シートの耐用年数は短いもので3~5年、長いもので8~10年、耐用年数10年以上の防草シートもあります。
よく選ばれるのは8~10年くらいの耐用年数のものです。
このクラスは価格と品質のバランスが一番よくとれていて、コスパ良好となっています。
耐用年数に大きく影響するのが「貫通抵抗力」です。密度の低い防草シートほど雑草が突き抜けやすいです。
家に生えている雑草の葉先が尖っているものが多いときは、多少価格が上がっても、密度の高い防草シートを選ぶ必要があります。
透水性・遮光性を検討する
太陽光を遮断することで、雑草の成長を抑制し枯らしていく防草シートにとって、
遮光性は非常に重要です。遮光率が99.5%以上のものを選びましょう。
ちなみに、植物の平均的な光補償点は500ルクスで、それ以上光が通るとシートの下で雑草が
成長してしまいます。最も光が強いのは、真夏の快晴の時で10万ルクスです。
防草シートは透水性も大切です。透水性が悪いと降雨後に水たまりができやすくなります。
扱いやすい素材のものを選ぶ
防草シートは、厚みがあるほど紫外線による劣化に強く、長持ちしやすいです。
しかし厚いと扱いにくくなり、施工性は低くなります。
織物か不織布かで扱いやすさは違いますが、防草シート自体の厚みにも規格はいくつかあります。
メーカーによって、0.4~4mmくらいの間で違いがあります。
業者に依頼せずにDIYで施工する場合は、なるべく扱いやすい素材のものを選びましょう。
おすすめの防草シート3選
雑草対策の強力アイテムとしての認知度が高まって需要が伸びているため、各メーカーは競うようにさまざまな防草シートを発売しています。ここでは、人気と実力の両方を兼ね備えた防草シートを3つ紹介します。
ザバーン350G
数ある防草シートの中でも一番人気といえるのが、ザバーンブランドの防草シートです。
耐久性の高さ、施工性の良さ、高い透水性で圧倒的な評価を得ています。
曝露状態でも10~15年の耐用年数を有しています。
ザバーン製防草シートのラインナップは、350G、240G、136Gの3種類です。
350とか240というのは、「防草シート1平方メートル当たりのグラム数(重さ)」を表記しています。
136Gよりも350Gのほうが、使われている糸の量が多いので、厚くて丈夫です。また350Gには縦横に50㎝ピッチのドット印刷が施されていて、ピン打ち箇所、シート重ね位置、カットラインなどの目安にできます。
350Gは、ポリプロピレン製4層スパンボンド不織布素材を使用しています。デュポン社の技術により、通常では不可能なレベルで耐紫外線強度の製品化を実現しているのが特徴です。
とことん草なしシート
次におすすめなのが「とことん草なしシート」です。厚さは約2mm、ポリエステル素材の不織布構造で、耐用年数は10年となっています。
「とことん草なしシート」は、表面が柔不織布、下層が高密度不織布でできており、繊維と繊維のすき間が小さくなっています。
チガヤやヨシなど葉先の鋭い雑草も突き抜けることなく抑えることが可能です。遮光率は99.9%以上で、設置後1ヶ月で雑草状態に違いが現れ、雑草の光合成を防止し根まで絶やします。
「とことん草なしシート」も50㎝間隔で黒または白色の印加工が施されており、メジャーを当てて長さを測る必要がありません。敷き設時間を約15%短縮できるとしています。
エコナル防草シート
「エコナル防草シートシリーズ」には、3つのラインナップがあります。
・エコナル防草シート【不織布】ダークグリーン・ブラウン
不織布高密度タイプなのに、お手頃価格で人気の商品です。
面で雑草を抑える性質があります。
・強力エコナル防草シート【不織布】ダークグリーン
エコナルの性能をさらに向上させ、超高密度に仕上げています。
重量はエコナルと比較すると30%アップです。
・超強力エコナル防草シート【不織布】ダークグリーン
強力エコナル防草シートをさらに強化し、路地など太陽光が直接当たる
場所でも耐えられる優れものです。厚みや重量はさらにアップしています。
エコナル防草シートは、用途と予算に合わせて選びやすいのが特徴です。
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例)①
BEFORE
AFTER
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例)②
BEFORE
AFTER
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