「大きくなりすぎた庭木を切りたい」
「高い木の切り方がわからない」
「切った木の処分方法を知りたい」


上記のように、大きくなりすぎた木のことで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、背の高い木の切り方や必要な道具、注意してほしい点について紹介しています。
また切った木の処分方法も説明していますから、ぜひ最後までご覧いただき参考にしてください。

高い木の3つの切り方別の作業手順

高くなった庭木は、ある程度の大きさまでなら自分で切ることができます。ただし、事前準備なしで切ろうとすると、簡単な作業がすごく難しくなったり、危ない目にあったりすることがあるので注意が必要です。
自分で高い木を切る方法は、
幹の根元の地際から切る、脚立や梯子を使って切る、枝を使って木に登って切る
という3つがあります。
それぞれの手順を説明します。

幹の根元の地際から切る

幹の根元の地際から切るということは、高い木を切ってバッサリと倒すということになります。
木の周りにそれなりのスペースがないとできません。
十分なスペースがあるという前提で切り方を紹介します。

・まず木を倒す方向を決める
・「木」と、倒す方向にある「アンカー」をロープで繋ぎ固定する
・木の倒す方向に受け口、反対側に追い口の切込みを入れる
・倒す方向のアンカーに固定したロープを引いて木を倒す
・木が倒れたら、適当な大きさに切り刻んで処分します

1人で作業する場合は、あらかじめアンカーを準備して打ち込む必要があります。
2人以上で作業を行うのであれば、もう一人の方にロープを引いてもらいましょう。

脚立や梯子を使って切る

脚立や梯子を使って高い木を切る方法を説明します。
脚立は三脚のもの、梯子は枝打ち梯子が便利ですが、なければ近いもので構いません。

・脚立や梯子は木に近く、なるべく安定した場所に設置する
・腕や体を動かしやすいように、脚立や梯子を微調整する
・脚立や梯子に登り、まず樹幹と呼ばれる上部の枝葉を切る
・それから、幹木の下のほうの枝葉を切り落としていく
・幹木のみになったら、上から手で持てる大きさに切りながら地面に落とす

枝を使って木に登って切る

枝を使って木に登って、上部の枝葉から切り下げていく作業は、身軽さが不可欠になります。
枝は人の体の重さを支えることができる太さや長さが必要です。
以下に枝を使って木に登って切る方法をまとめました。

・木を切ることを周りの人に伝えておく
・枝を使って木に登る
・上部から少しずつ切り詰めていく
・木から降りる

枝からの落下が心配なときは、プロが使う安全帯をすると心強いでしょう。

高い木を切る時に必要な道具

自分で庭の高い木を切る時は、まず安全作業に必要なものと木を切る道具をそろえます。
木に登って切る場合は、そのための道具を準備する必要もあります。

安全作業に必要なもの|ヘルメット、ゴーグル、作業着等

安全作業に必要なものとしては、ヘルメット、ゴーグル(防護メガネ)、手袋、作業着などです。木に登って切る場合は、落下防止用にプロも使っている「安全帯」を準備するといいでしょう。
ヘルメットの着用は必須です。太い枝が頭上に落ちてきたり跳ねたりすると簡単にケガをしてしまいます。
ゴーグルは枝葉が目に刺さるのを防止します。そして、必ず汚したり切れたりしても大丈夫な長袖・長ズボンの作業着を着用しましょう。

木を切る道具|のこぎり、電動のこぎり、チェンソー等

木を切る道具としては、のこぎり、特に太くない幹や枝を切る時は、手のこぎりが使い勝手が良く安全性も高いです。
廃棄する枝や葉を細かくするときにも使えます。
太い木を伐採する時は、荒目で厚みのあるのこぎりを使用してください。
電動のこぎりがあると作業の省力化ができます。バッテリー式とコード式がありますが、長時間作業にはコード式が適しています。
チェンソーを使うと作業は早いのですが、使用にあたっては講習を受講して修了証を取得する必要があるでしょう。
安易に扱うと大きな事故に繋がります。

木を動かすために必要な道具|ワイヤーロープ、スイングベルト等

幹を根元で切ったあと、木が動く方向をコントロールする必要があります。
木を思う方向に動かしたり操ったりするための道具を紹介します。

ワイヤーロープやリギングロープなどのロープ類は、木を倒したい方向に動かすのに必要です。
木の半分より上程度の位置にロープを縛りつけて引き倒します。
木が突然倒れたり、意図していない方向に倒れたりするのを防止するのがスリングベルトです。
倒れる方向にある別の木等につないで使用します。
V字型または三角形の「くさび」を用意しておくとさらに便利です。くさびを木につくった切り口に差し込み、ハンマーでたたいて微調整しながら木を倒す方向を定めます。

安全に高い木を切るための注意点

ここでは、安全に高い木を切るための注意点を説明します。高く太い木ほど、作業の難易度は高く、失敗した時のリスクは大きくなるので注意が必要です。

枝葉が電線や送電線にかかっている

庭木の枝葉が電線や電柱にかかっているときは、木を自分で切るのは絶対にやめましょう。電線には、発火を防ぐために許容電流が流れていますが、それでも抵抗が大きくなりすぎると発火することがあります。
電線や送電線にかかった木を切る時は、すぐに専門業者に依頼するのがおすすめです。自分自身がケガをするだけでなく、電線を破損させると近隣の方々にも多大な迷惑をかけることになります。

自分で切れる木の高さ・太さの限界

経験のない一般の方が、自分で切れる木の高さ・太さは、
高さが3m程度、直径は20㎝以下が目安になります。ちなみに、平屋住宅の屋根の高さは3m、2階建ての窓の高さが5mで屋根は7m程度とされています。

3m以上の高い木や幹が太い木を切る時は、専門業者に依頼すれば、安全作業で木を切ってくれます。依頼する時は現地を見てもらって、事前に見積を提出してもらうことを忘れないでください。

危険を感じたら専門業者に依頼する

日曜大工でのこぎりは使い慣れている、体力や腕力に自信があるという方でも、例えば高い木を切って自分の考える方向に倒すのは難しいです。また、使い慣れない脚立や梯子の上での作業は危険が伴います。
さらに、庭が狭くて建物に近い、木が斜面や勾配地にある、枝葉を切るだけでも隣地や公道に落ちる可能性がある等、少しでも危険や不安を感じたら専門業者に依頼するべきです。

切った高い木の幹や枝の処分方法

ここでは、高い木を切ったあとの幹や枝の処分方法を紹介します。

居住している地域のごみ回収に出す

木を切ったあとのごみ処分をする時は、居住している地域の自治体が運営している廃棄物処分場(リサイクルセンター等も含む)に連絡してみてください。
ごみの処分方法には地域で大きな差があるので、電話で聞いてみるかサイトで確認することをおすすめします。
一般的には、細い枝や葉は自治体が運営する焼却処分場、太い枝や幹は中間処理場での処分というパターンが多いです。ただし、ごみの太さや長さが細かく決められていることもあるので、いずれにしろ確認は必要になります。

処分場に捨てに行くか業者に来てもらう

業者に処分してもらう時は、事前に料金をチェックしておきましょう。
また、自分で処分場に捨てに行く時と、業者に取りに来てもらう時の値段の違いも確認しておくことをおすすめします。
専門業者に依頼すると、ごみ処分も頼めるので、ごみの分別や運搬処分をする面倒がなくなるのも大きなメリットです。

お庭のお手入れなら、スマイルガーデンへ

成長の早い樹木はまめに剪定しておかないと、あっという間に手の届かない高さまで達してしまいます。
特に電線のそばに庭木がある場合は要注意!そんなお悩みを解決したsmileガーデンの施工例を見てみましょう。

例)①

BEFORE

AFTER

庭木が屋根を超える高さまで伸びています。枝葉が電柱や電線に接触しているため、個人で木を切るのは非常に危険です。
プロに任せてほしいケースです。

例)②

BEFORE

AFTER

大型クレーン車や高所作業車が進入できない場所での伐採です。10m以上の大木の場合などに行う伐採技術をツリークライミング工法と言い資格も存在する技術です。



いかがでしょうか?高くなってしまった木を伐採する時は、安全に配慮しながら準備をしっかりしておかなければ非常に危険です。こういった時こそプロの技術に頼ってください。
まずは一度、smileガーデンにお問い合わせください!