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樹種別のお手入れ方法

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キンモクセイ(金木犀)

キンモクセイ(金木犀)は秋に一面に細かいオレンジ色の花をたくさんつけ、遠くからでもその香りがわかるほどで、存在感のある樹木です。その香りはジンチョウゲとクチナシとともに、「三香木」の一つとして数えられています。

開花期 植え付け 肥料 剪定
10月 3~5月,9~10月 1~2月,8月 2~4月,11月
植え付け時期

植え付けは新芽の出る3~5月が適期です。鉢植えにする場合、8号(直径24cm)以上の大きな鉢を用います。地植えの場合、一度植え付けてしまえば植え替える必要はありません。鉢植えの場合、鉢に根がまわってきたら一回り大きな鉢に植え替えます。

※あくまでも適期です。真夏以外は大丈夫ですが樹種によっては厳寒期は避けたほうが良い樹種もございます。詳しくはお問い合わせください。

植え付け用土・環境
キンモクセイは「陽樹(日当たりを好む樹木)」です。陽樹の中でもさらに日光を好む部類に入るので、日当たりのよい場所で育てるのが第一条件です。日照不足になると枝がひょろひょろに育ったり、常緑樹なのに葉を落とすこともあります。通常は日当たりのよい場所でも、梅雨時期など日の当たらない時期が長く続くと今年伸びた新しい枝の葉をぽろぽろと落とすことがあります。新しい枝の葉が落ちるときは病害虫より前にちゃんと日照が確保できているかを確認しましょう。やや寒さに弱く、植裁(地植え)可能な地域は一般的に東北より南になります。水はけが良く、肥えた土が適しています。やせ地に植える場合はあらかじめ堆肥や鶏糞を混ぜ込んでおく必要があります。
剪定方法
花の咲き終わった枝を枝分かれしている部分から5~10cmの長さのところで切り詰めます。コンパクトに仕立てたい場合は円筒状に刈り込むのが一般的です。作業適期なら多少短く切り詰めても開花に影響しませんが、刈り込む場合は一度にばっさりと切らないで、毎年少しずつ切り詰めて枝を整える方がよいでしょう。木が坊主になるほど(葉がほとんどなくなるほど)ばっさりと刈り込んでしまうと枝枯れを起こすことが多いので注意しましょう。毎年切り詰めると樹形があまり大きくならず、枝もあまり長く伸びないので放任したものに比べて花数は少なくなりますが、毎年開花します。
剪定時期

キンモクセイの剪定の適期は新芽が出る前の2~4月、もしくは開花後の10~11月が適期です。

※あくまでも適期です。基本的には真夏以外は大丈夫ですが、樹種・時期にあった剪定方法がございますので、詳しくはお問い合わせください。

かかりやすい病害虫
強健な花木で病害虫は少ないですが風通しが悪いとカイガラムシやハダニが発生することがあります。定期的な薬剤散布を行い発生を予防しましょう。

キンモクセイ(金木犀)の剪定のコツ|失敗しない時期や方法のポイント

キンモクセイ(金木犀)は秋にオレンジ色の小さな花を無数に付け、どこからともなくよい香りが漂い、秋の訪れを告げます。
誰もが知る常緑花木ですがほとんどが雄木で結実しないのだそうです。

とても良い香りを漂わせるので、昔からよくトイレの前に植える方が多くいました。
今は洋式トイレに変わったためか、あまり見かけなくなってきましたが、目隠しとしてよく使われています。

そんなキンモクセイも、適切に剪定しないと、花が咲かなくなってしまったり、実がならなくなってしまったり、さらに樹形が整わなくなってしまったりします。
こちらの記事では、キンモクセイ剪定の失敗しない時期や、手入れの仕方などのコツをご紹介します。

目次

氏永 勝之

氏永 勝之

smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事

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