サクラ（桜）の失敗しない剪定の時期はいつでしょうか。

失敗して枯れると困りますよね。
サクラ（桜）をどの季節に手入れしたらよいか見当がつかない方も多いのではないかと思います。

サクラ（桜）の失敗しない剪定の時期について見てみましょう。

サクラ（桜）の剪定の時期は落葉後の11月から2月頃に行います。
サクラ（桜）は比較的早く目覚めるので、落葉後から年末までが適期です。

サクラ（桜）で注意したいポイントは、花木は通常、花後すぐ剪定できるものですが、サクラ（桜）に関しては、切り口が腐りやすく、胴枯れ病を起こしやすいので、花後の剪定は失敗する可能性があります。春～落葉前の剪定は絶対に避けましょう。

また、寒すぎても切り口を傷めるので、厳寒期も避けて行います。
※あくまでも適期です。基本的には真夏と真冬以外は大丈夫ですが、樹種・時期にあった剪定方法がございますので、詳しくはお問い合わせくださいね。

なお、太い枝の切り口には癒合剤を塗ることをお勧めします。（絶対ではありませんが保険みたいなものです）

サクラ（桜）のように、春に咲く花の木は、花が終わって同じ年度の夏～秋に来年度咲く花の花芽をつけるので、夏以降に剪定すると花の量が減ってしまいますので注意しましょう。
サクラ（桜）は、特に切り口が腐りやすいので、剪定は冬のみ行えば失敗がありません。
冬以外に剪定する際、切り口には癒合剤を塗ることをお勧めします。

こちらの章では、サクラ（桜）の剪定方法についてご紹介します。

サクラ（桜）はどのような手入れの仕方がふさわしいのでしょうか。
剪定のコツを後に詳しく説明します。

その前にまずは、剪定に使用する道具のご紹介です。

用途によって様々な造園道具がありますが、それら使用の上では十分注意しなければなりません。
一つずつ見ていきましょう。

サクラ（桜）の剪定時には作業用の手袋を用意しましょう。
剪定作業でトゲやささくれが手に刺さるなど、普通の軍手では保護しきれないケガがあるかもしれません。

樹種によっては剪定時に、木から樹液が出てかぶれたり、アクが手に付着して取れにくかったりする場合もありますので、手のひら側が樹脂コーティングになっているものが滑りにくくおすすめです。
ーデングローブという名前で市販されていることもあります。

サクラ（桜）の剪定時に一番活躍するペンチのような形をしたハサミです。
切り刃と受け刃になっていて、種類にもよりますが、直径1ｃｍ～2cmほどの枝なら手で軽く握って切ることができます。
サイズが色々ありますので、手の大きさに合わせて選びましょう。左利き用もありますよ。

刃先が細いので、剪定バサミでは入りにくい込み入ったところに入りやすく、小回りが利きます。
剪定バサミほど太い枝は切れませんので、細い枝や最後の仕上げに使用します。

取手の片方の輪には親指を、もう一方の輪には中指から小指までを入れて、人差し指は外に出してハサミを支え、安定させます。

サクラ（桜）の剪定バサミでは切れないような直径2cm以上の太さの枝は、剪定用のノコギリで切りましょう。
木工用ノコギリとは違い、お侍さんの脇差のようなノコギリです。細身で刃先20cm～30cmの軽量なものがおすすめです。

サクラ（桜）の枝を切っている最中に、枝の重みで樹皮が裂けてくることがあります。
切る枝の付け根の下部に切り込みを入れてから、その少し外側をノコギリで切れば、皮が裂けても切れ込みのところでストップしてくれ、見栄えが悪くなるのを防ぎます。

脚立は背の高いサクラ（桜）の樹木を剪定するときに使用します。
脚立には2タイプあり、ひとつは一般的な四脚（4つ足タイプ）、もうひとつは一方が梯子、もう一方が一本足になっている三脚（3つ足タイプ）があります。

造園では主に三脚が使われます。
なぜなら、樹木の剪定では、幹や枝の隙間に足をねじ込み脚立を立てねばならない場合が多くあるためです。

脚立には、一番上の段に載って作業しない、上を向いて作業しない、などのルールがあります。危険防止のため遵守しましょう。

サクラ（桜）の太い枝を剪定した時は、切り口の治りが遅く傷口から病気が入りやすくなっているため、剪定後の切り口に癒合剤を塗ることをおすすめします。
傷口がいつまでも乾かないでいると、栄養が流れ出たり、病原菌に侵されたりする場合があるためです。

癒合剤はトップジンＭペーストやカルスメイトなどの商品が市販されています。

高枝切りバサミ（細い枝なら脚立不要でカットできます）、熊手（剪定した葉や枝を集めるのに使用します）、箕（ちりとり代わりに使います）、シュロ縄（切ってはいけない枝を一時的にまとめておく）フレコンバッグ（枝葉を入れるごみ袋です）などがあると便利な道具です。

こちらの章では、サクラ（桜）の剪定方法についてご紹介します。

サクラ（桜）には100を超える種類があり、樹高も様々ですが、自然界では15mを超える大木もあります。
庭木としては、手入れして5m前後に抑えたいところです。
サクラ（桜）の剪定方法は、冬の休眠期の比較的早くに、不要枝を取り除き、枝を間引いて、透かしていきます。
樹木の内部にまんべんなく日光が当たるようにすれば、花付きもよくなりますよ。
サクラ（桜）の切り口には必ず癒合剤を塗って、病気の感染を防ぎます。
そうしないと切り口から腐り、幹にまで被害が及ぶ失敗が起こるかもしれません。

シダレザクラの剪定は、枝垂れた枝が重なりすぎると、下になった枝が枯れ込みやすいのでどちらかを切り、枝の重なりを減らします。
立ち枝や胴吹き枝は付け根から切り取り、枝が柔らかく弧を描くように伸びる、優雅な樹形に整えます。

①サクラ（桜）は、特に切り口が腐りやすいので、必ず冬の休眠期の、なるべく早めの12月に剪定を行いましょう。
サクラは比較的早く樹液が動き出すので、遅くとも2月には終わらせます。剪定したら癒合剤を塗るのをお忘れなく。

②サクラ（桜）は花後の剪定は行いません。その点が他の花木と違うので注意しましょう。
サクラ（桜）は、育成期は樹液が流れやすく、切り口が乾かないために病原菌が入りやすい樹木と覚えておきましょう。

③太い枝を強剪定する場合は、付け根ぎりぎりで切らずに、10cm～15cmくらい残して剪定しましょう。近すぎると幹を枯らす可能性があります。

造園業者・庭師にサクラ（桜）を剪定してもらえば、プロの技で格好良く仕立ててもらえます。
植物に詳しい専門家なので花芽分化の時期などに精通しており、来年もしっかり咲いてくれるように手入れしてもらえるので安心ですよね。

自分で剪定する一番のメリットは、なんといっても費用が安く済むことです。
最初に道具代を一通り揃えれば、あとは何年も使用でき、長い目で見れば剪定費用を安く抑えることができます。

また、ご自分で剪定するとサクラ（桜）に愛着が湧き、お手入れにも精が出ることでしょう。
あれこれ調べているうちに樹木の造詣も深くなり、マイホームのガーデンライフがより豊かなものになるでしょう。

一方、自分で剪定するデメリットは、いわゆる3K（キツい・汚い・危険）ポイントがあげられ、女性や高齢者では手入れが難しい場面も出てきます。
中でも最大のデメリットは、刃物や高所で作業するのでケガの危険性があることです。

そして樹種によって剪定の仕方が異なることも難しいポイントです。
例えば、門かぶりの松、シンボルツリーのシマトネリコ、キンメツゲの垣根、剪定方法はどれも同じではありませんよね。
もしサクラ（桜）の剪定に失敗した場合、取り返しがつかなくなるデメリットもあります。
樹木は一度失敗すると簡単には修復できません。最悪、樹勢が弱って枯れてしまうことも・・・。

また、剪定した枝くずは、量が多いと事業ごみとみなされ、家庭ごみの集積所では持って行ってくれません。
どこに持ち込んだらよいか自治体などに聞いて事前に調べておきましょう。

サクラ（桜）の剪定を造園業者・庭師に頼む際は、以下の手順で行います。
価格が安ければいいというわけではなく、内容もしっかり確認してから決めてくださいね。

①まずは電話か、業者のウェブサイトの問い合わせフォームより、サクラ（桜）の剪定の相談をしてみましょう。折り返し、担当スタッフより連絡が来ます。

②正式な見積りは現地調査しないと分からないものなので、ネットや電話だけで料金を決める業者は要注意です。まずは現地を見に来てもらう日時を決めましょう。見積もりまでは無料の専門業者だと安心ですよね。

③いくつかの業者から相見積もりを取り、比較したのちに契約の有無を決めるとよいでしょう。支払いは後払いOKの業者だと良心的です。

サクラ（桜）の剪定を造園業者・庭師に頼むメリットは、樹木のエキスパートなので、すべてにおいて安心してお任せできるのがポイントです。
樹木の種類に合った剪定方法や剪定時期を選び、適切に処分してくれます。
樹木のプロなら剪定の傷口から病気が感染しないよう、アフターケアも万全です。

場合によってはサクラ（桜）の剪定だけではなく、玄関アプローチや植栽がより素晴らしくなるよう、プロの目線で庭づくりのアドバイスをもらえるかもしれませんよ。
樹木で困った時に助けてもらえるパートナーとして、今後も末長くお付き合いできると嬉しいですよね。

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