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樹種別のお手入れ方法

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ウバメガシ

ウバメガシはギザギザとした葉が特徴的なブナ科コナラ属の常緑広葉樹で、漢字では「姥目樫」と書きます。中部から沖縄の比較的暖かい地域で植えられている木で、潮風や排ガスにも強い上部な性質です。育てやすさと丈夫さから、街路樹や公園樹として人気があります。

また、ブナ科の木としては小ぶりで、丸くて小さな濃緑色の葉も美しいことから、一般家庭の庭で生垣や庭木として植えられることも少なくありません。

開花期 植え付け 肥料 剪定
3~5月上旬 3~6月 2~4月 5~6月, 9~11月
植え付け時期
ウバメガシの植え付けに適した時期は春先の3月頃から、梅雨に入る前の6月頃までです。
※あくまでも適期です。真夏以外はいつ植えても大丈夫ですが、樹種によっては厳寒期も避けたほうが良い樹種もございます。詳しくはお問い合わせください。
植え付け用土・環境
ウバメガシは暖かい気候の樹木で日当たりの良い場所を好みますが、日陰でも育ちます。土壌は堆肥や腐葉土を混ぜ込んだ栄養分に優れたものを好みます。
剪定方法
ウバメガシは生長が比較的緩やかですが、通常は混み合った枝の透かし剪定や、樹形を乱す枝の切り戻し剪定が、生垣の場合は刈込剪定が必要です。
剪定時期
ウバメガシの剪定に適した時期は、新芽が出そろった5~6月頃と生長期を過ぎた9~11月頃の、1年に2回あります。
年に1度だけ剪定するなら5~6月に、夏の間に伸び過ぎた枝などを切る時には秋に剪定を行いましょう。
※あくまでも適期です。基本的にはどんな樹木でも時期問わず大丈夫ですが、時期によっては切りすぎると枯れてしまう場合がございますので、詳しくはお問い合わせください。
かかりやすい病害虫
ウバメガシで注意するべき病気はてんぐ巣病とうどんこ病です。てんぐ巣病は、ファイトプラズマという菌が原因菌で、患部の幹がコブ状になります。うどんこ病は枝や葉に白い粉がついたような見た目になり、発育を悪くします。
害虫ではマイマイガがよく発生します。病害虫は見つけ次第、殺虫剤や殺菌剤を使って対処しましょう。

ウバメガシの剪定のコツ|失敗しない時期や方法のポイント

ウバメガシは樹高20m程まで育つこともありますが、生長が緩やかで、庭木として育てられているものの多くは3~5m程です。小さな葉を密に茂らせ刈り込みにも強いため、生垣としても人気がありますが、好みの樹形やサイズに仕立てるためには定期的な剪定が欠かせません。

ここからは、ウバメガシを剪定するのに適した時期や適切な剪定方法を紹介します。

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